《プロモーションを含みます》
「マイクロ法人とは？」「マイクロ法人を作って何がお得なの？」については前編をご覧ください。
登記申請(会社設立)の準備
基本事項を決める
質問形式でまとめました↓
合同会社と株式会社どちらが良いの？
合同会社にしました！会社設立費用が株式会社の約半分で済み、設立までの工程も少ないので即決でした。将来会社を大きくしたいなら株式会社が良いと思います。
社名はどうやって決めたの？
社名は大手と被らず、かつシンプルで親しみの持てるものにしました！あとはハンコに印字するので文字数も意識しました。
会社の住所(本社所在地)は？
登記可能なバーチャルオフィスをレンタルして利用しました！
資本金を教えて！
100万円にしました。資本金は1円から設定できますが、取引先などからの信用力を考えると100万円以上が好ましいようです。(※資本金が1000万円を超えると税金が発生)
事業開始月と決済月は？
定款の作成に取りかかったのが8月後半だったので、9月を開始月に決めました。決済月は8月です。12月や3月の決済月は人気だけど税理士費用が高くなりがちだそうです。
定款(会社の基本情報と運営ルール)を作成
定款にはどんな事業を行うのかをしっかり記載します。
登記後に修正する際には費用と手間がかかるので、今後行う可能性のある事業は全て書いておきましょう。(※ただしあまりにも多すぎると何をやっている会社か分からなくなるので10個程度が良い)
実は大変だったのはここまで！決めるべきことを決めたら、あとはマニュアル通り進めるだけです。
電子定款の作成を依頼
電子定款作成をマネーフォワードに依頼すると5000円かかりますが、これにより紙の定款で必要な印紙税4万円が不要になります。
不備がないかどうかもチェックしてくれるのでここはプロに任せましょう！
8/29(木)電子定款作成依頼および入金完了、1週間後の9/5(木)定款データがメールにて届きました。
電子定款をCD-Rに保存
定款ファイルをCD-Rに保存？！
今どきCD-Rは家庭でほとんど使わないので買いに行きました。セリアで2枚入りを2つ買って220円でした(失敗用含む)
自宅のパソコンで焼くのが難しい場合は送料込2000円で代行してもらえます。
法人用の印鑑を作成
私はAmazonで3本セット3980円で購入しました(安い)
資本金の払込み
(参照 マネーフォワードクラウド会社設立サポートページ内)
資本金100万円でスタートするので、自分名義の残高0の口座に100万円を振込する必要があります。
当然ながら法人用口座はまだ持ってないので、個人の口座で行いました。
私は住信SBIネット銀行NEO BANKの余っていた口座に資本金100万円を入金しました。NEO BANKは払込み証明書の発行(PDF出力)も簡単だったのでおすすめです。
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(https://netbk.jp/4boAv30)からアプリをダウンロードして、口座開設画面の最後で紹介コード【oFfpZwr】を入力してください
※コードの有効期限：2025年3月31日まで
登記申請を行う
書類一式を揃えて地方法務局へ
- 登記の際に必要な書類
①合同会社設立登記申請書
②定款
③代表社員、本店所在地及び資本金を決定したことを証明する書面
④代表社員の就任承諾書
⑤代表社員の印鑑証明書
⑥払込証明書(資本金を入金した銀行口座)
⑦印鑑届出書(会社の実印を登録するための書類)
⑧登録免許税の収入印紙を貼付した台紙
(収入印紙は法務局で6万円分購入して貼付)
⑨登記すべき事項を記録したCD-R
一見大変そうですが、マネーフォワード内に全てマニュアルがあるので印刷して法人のハンコを押すだけ！個人の印鑑証明も必要なので取得しておきましょう。
ちなみに代表社員というのは社長のことです(※合同会社の場合は代表取締役という名称は使わない)
不備がなければ6営業日後に登記は完了します。(不備があれば電話がかかってきます)
登記申請日＝会社設立日となります。(※申請が完了した日ではない)
もし仏滅などを避けたい場合は申請日をずらせばOK。また申請日を月初め(1日)以外にすれば初年度の法人住民税がひと月分浮いてちょっぴりお得です。
登記後の手続き
証明書発行のため再び法務局へ
6営業日後、無事に登記申請が完了しました！(電話して確認しました)
印鑑カードの発行および、今後の取引に必要となる証明書類を発行するため再び地方法務局へ向かいました。
持ち物
・受付番号/登記完了予定日のお知らせ
・法人の印鑑
・印鑑カード交付申請書(なくてもOK)
・印鑑証明書交付申請書(なくてもOK)
・登記事項証明書交付申請書(なくてもOK)
取得した物
①印鑑カード
②印鑑証明書450円×4通
③登記事項証明書(履歴事項全部証明書)600円×4通
②③の証明書はまた取りに行くのが面倒だったのでたくさん発行しましたが、結局そんなに使いませんでした。2〜3枚ずつで充分だと思います。
私が行った地方法務局では「自動発行請求機」が導入されており、②印鑑証明書と③登記事項証明書は印鑑カードがあればすぐに発行できました！
税務署と地方局へ各書類の届出(電子申請)
ここからは税理士さんの力をお借りしながら進めました。
届出したもの
【税務署宛】
①法人設立届出
②青色申告の承認申請
③給与支払事務所等の開設等届出
④源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請
⑤適格請求書発行事業者の登録申請
【都道府県税事務所宛】
・法人設立届出
社会保険加入のため年金事務所へ
届出書の書き方が分からない箇所は空欄で持っていけば現地で教えて貰えます。
社会保険への加入手続きは「事由発生から5日以内」と書かれていますが、年金事務所に問い合わせたところ同月内までに手続き完了していればOKとのこと(※翌月になると加入要件を満たしていることを証明するための添付書類が必要になります)
【持ち物】
・新規適用届
・被保険者資格取得届
・法人指定番号の通知書
(↑法人情報の詳細画面を印刷)
・法人の履歴事項全部証明書
・個人のマイナンバーカード
銀行の法人口座を開設する(任意)
今後法人として運用していく上で一つは持っておきたいのが法人名義の銀行口座です。私はGMOあおぞらネット銀行の法人口座を作りました。Webで手続きをして5日ほどで審査完了しました。
会社の保険証が到着
法人の社名入り健康保険証が届く
社会保険加入手続きから約2週間後、ついに法人の健康保険証が届きました！(※2024年12月2日以降は健康保険証の新規発行は廃止、マイナ保険証へ移行さされる)
国民健康保険の脱退手続きのため市役所へ
今まで使っていた国民健康保険証の返却と脱退手続きが必要です。新旧の健康保険証を持って市役所へ。
私の場合9月に法人の健康保険に加入したので、国民健康保険料の支払いは4月〜8月の5カ月分。負担額478,900円⇒199,400円になりました。
未払い分の7300円の納付書をその場で発行してもらい、コンビニで支払いました。
法人に社会保険料の納付書が届く
10月末ごろ、法人の健康保険料と厚生年金保険料の納付書が届きました。私の場合は役員報酬45,000円/月に設定したので健康保険料は最小ランク6803円/月の支払いです(介護保険料込)
ちなみに…社会保険料は会社と個人の折半と決まっているので、健康保険+厚生年金の半額11,454円を給与から天引きして会社(自分)から自分へ銀行振込しています。とってもシュール。
健康保険料は結局いくら安くなるのか
私の場合は今の収入が続けば国民健康保険料478,900円(年間)⇒会社の健康保険料81,636円(年間)になる見込みです。約40万円安くなります。
※法人のランニングコストとして法人住民税(均等割)7万円/年+税理士費用がかかります。
マイクロ法人設立について前編・後編2部に分けてお届けしましたがいかがだったでしょうか？これから会社を立ち上げる方のお役に立てたら嬉しいです！
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。